iPS細胞はパーキンソン病に朗報をもたらすのか!
2020/05/16
iPS細胞のおかげで、パーキンソン病の移植手術が
再来年にも臨床研究、あるいは治験開始の運びとなりそうです
只今、2015年も終わろうとしているところです
再来年とは2017ということでしょうか
それから、さらに、本格治療となるともっとかかります
患者や家族にとっては遠い先の思いです
パーキンソン病を治療する研究に取り組んでいるのは
京都大の高橋淳教授が率いるチーム、iPS細胞から神経細胞を
再生医療製品として、実用化するため治験の計画をしており
数年以内に法に基づく承認を目指しています
パーキンソン病はドーパミンの減少によって
スムーズな動きが、できなくなる病気です
手足が震える、動きが遅くなる、筋肉が硬くなってこわばって
関節の曲げ伸ばしが、むずかしくなっていく
そういった症状から姿勢反射障害という、体のバランスが
とりにくくなる症状があらわれます
今回、iPS細胞によって行われた手術の成果としては
手術から約1年の経過観察から、拒絶反応も、副作用もみられず
患者の術後の様態は、良好であったと報告されたのです
加えて、ガン化することもなく、iPS細胞によって、再生医療は
一定の安全性が確認されたわけですね
しかしながら、患者や家族にとっては、朗報のはずですが
これから、iPS細胞の作製、加工、移植などをクリアしていくには
とても時間がかかります
その間、患者の病状は、悲しいかな、どんどんと進んでいきます
症状には、ウツもみられたり、そして痴ほうも加わったりするのです
家族からも疎まれたり、何より、本人の辛さが、理解されなくなります
多種類の薬を朝、昼、夜に飲まなくてはならず
また、その合間に、飲まなくてはならない薬もあるのです
パーキンソン病の症状に加え
頻繁に幻覚や便秘といった症状にも悩まされます
表情も全く無くなり、なにより、楽しみや喜びといった気持ちが
乏しくなってしまいます
元々、パーキンソン病になる人の特徴としては
趣味がなかったり、人付き合いが苦手だったり
友人が少ない、頑固といった性格に共通点があります
また、これからの難問として、治療効果が
コストに見合うのか、という検証に懸念もあるようです
是非とも、早い実現を祈るばかりだ!
パーキンソン病という、ジワジワと患者を苦しめる残酷な病は
高齢化社会の今後も増えていくはずです
切に、一刻も早く治療法を確立して欲しいものです
詳しくは下記を参照して下さい↓
http://www.nanbyou.or.jp/entry/169